正しく美しい日本語を話すためには,正しい理解と適切な練習が必要です。そのため,国語の授業カリキュラムの中に「日本語検定講座」を取り入れ,全員合格を目標に意欲的に取り組んでいます。この講座を受講した生徒からは「正しい敬語を使えるようになった」「語彙力が高まった」などといった感想を聞きます。導入前と比べて,日本語に興味を持てるようになった,と感じている生徒の割合が高くなりました。「認定証」という「形」で自らの日本語力の定着度を自覚できるところも,生徒の学習意欲が高まる一つの要因となっています。「国語」としての入試対策だけにとどまらず,総合力を身につけるものとして今後も効果的に活用していきたいと思います。
確かな日本語力は,合格へのパスポート
本校は,開校20周年を迎える鳥取県米子市にある専門学校です。
本年4月より,航空会社の客室乗務員や,空港で働くグランドスタッフを目指すための専門学科「エアラインコース」を開設しました。その中で,夢をかなえるためのカリキュラムの一つに,日本語検定を導入しました。コース開設の準備段階において,バランスよく日本語を学習するための方法を検討していたところ,この日本語検定に出会い,「これだ!」と思い導入することにしました。エアラインコース第一期生の学生たちは,6つの領域を幅広く学習することができ,実践的で総合的な運用能力を身につけることができる日本語検定対策に,今真剣に取り組んでいます。
日々絶え間なく変化し,全てがスケールの大きい航空業界で活躍するためには,英語力はもちろん,総合的なコミュニケーション能力が求められます。その為には,チームワークを円滑にし,上質なサービスを提供するために必要な,人間力の基礎となる日本語力は,合格への力になると確信しています。山陰の豊かな自然の中で培った,素直で温かな心と芯の強さに加え,正しく美しい日本語力に自信を持ち,日本の空,世界の空に飛び立って行ってほしいと願っています。
親子で学び合える「日本語検定」
「先生何か用あるの」──そんな会話を耳にするたびに,子どもたちの言葉の指導の必要性を痛感しています。そんな折,「日本語検定」の準会場の話は「これだ」と思わせるものでした。本校では「子ども放課後プラン」として親子学習会を土曜日に実施したこともあり,第1 回目の検定において,6 年生の児童が満点を取り表彰され,地域の「日本語検定」の推進にも貢献しました。「日本語検定」が,親子で学び合える場になればよいと思っています。
正しい日本語は,ステキな保育者の証です
こども保育学科では,基礎演習として全員が「日本語検定」を受検しました。正しい敬語や漢字が使用できなければ,社会では一人前の保育者として通用しません。その後も学生は,さらに上級取得に意欲的です。大学や付属校にも影響が及び,100 人近くの光華中高校生が,短大生・大学生と一緒に検定に取り組む姿は,頼もしいと思います。
コミュニケーション能力育成の一環として
本校は,平成19 年度に開校したばかりの県内唯一の併設型の県立中高一貫校ですが,特色の一つとして実践的なコミュニケーション能力を育てることを挙げ,学校独自の教科「コミュニケーション」を開設しています。教科や総合的な学習などでも,表現活動を多く取り入れ,生徒も活発に取り組んでいますが,「言葉の力」不足が原因で,自分の考えや思いをうまく表現できなかったり,相手に伝わらなかったりする場面があり,「日本語検定」に挑戦させることにしました。その結果,言葉に対する関心が高まり,日常生活の言葉遣いに気を配る生徒が増えてきました。また,自ら学ぼうとする姿勢も身に付き,意欲的に検定に挑んでいます。今後も,確かな「言葉の力」を身に付け,「伝え合う」力を高めていくために,「日本語検定」に取り組んでほしいと思います。
地域で一丸となって取り組む
杉並区では今,地域の力を活用し,公立小学校の地域との協働運営を目指し ています。その一環として,平成19 年度杉並第一小学校では地域運営による 学校支援本部「杉一プラン」を立ち上げ実施しました。 「杉一プラン」のプログラムの一つに保護者教育があります。このところ, 若者に限らず大人や子どもの言葉の乱れが気になります。『言葉の乱れが行動 の乱れにつながる前に,子ども,保護者,地域で正しい・美しい日本語を身に付け,心の育成を図る』ことを目的として,平成19 年度は6 月,10 月の2 回「日本語検定」を実施しました。5・6年生を中心とした児童と教員,地域の人々が教室で机を並べ受検しました。受検後「改めて日本語について考えるいい機会になった」「親子での共通の学びとなった」といった感想が聞かれました。
今後も,この成果をより多くの人々に体感していただき,美しい日本語で満ちあふれる学校・地域となるよう,今年度も継続して行う予定です。





























