次の会話は、大学生の鈴木君とその友人の酒井君とのやりとりです。ア~ウに当てはまる言葉を選んで、それぞれ番号で答えてください。

【鈴木】酒井君、ちょっといいかい。実は、短編小説を書いてみたんだ。とはいっても、(   ア   )だから、拙いところも多いと思うんだけど。よかったら、読んで感想を聞かせてもらえないかな。

【酒井】いいよ。じゃあ、家に帰って、(   イ   )読むことにするよ。

【鈴木】ありがとう。ぜひ(   ウ   )意見を聞かせてほしいな。

ア.
  • ①下手の考え休むに似たり
  • ②好きこそ物の上手なれ
  • ③下手の横好き
イ.
  • ①目を光らせて
  • ②腰を据えて
  • ③手をこまぬいて
ウ.
  • ①歯が浮いた
  • ②歯に衣着せない
  • ③奥歯に物を挟んだ

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ア、  ③下手の横好き
    ここでは、小説を趣味で書いてはいるが、上手なわけではないと言おうとしているので、ある物事をするのが下手なくせに妙に好み、熱心に取り組むことをいう、③「下手の横好き」が適切。自分の趣味の腕前について謙遜する場合にもよく用いられる。①「下手の考え休むに似たり」は、下手な人があれこれ考えても、よい考えが浮かばずに時間を浪費するばかりだということ。②「好きこそ物の上手なれ」は、人は好きなものに対しては、熱心に努力するので、上達するものだということ。
イ、  ②腰を据えて
    ここでは、家に帰って落ち着いて小説を読みたいということを言おうとしているので、他の事に気をとられずに何かに専念する様子を表す、②「腰を据えて」が適切。①「目を光らせて」は、不都合な事態が起こらないように厳重に監視する様子。③「手をこまぬいて」は、自分からは手出しをせず、傍でただ見ている様子。「手をこまねいて」ともいう。
ウ、  ②歯に衣着せない
    ここでは、遠慮せずに批評してくれということを言おうとしているので、相手の感情や意図に構わず、自分の思ったことを率直に述べる様子を表す、②「歯に衣着せない」が適切。①の「歯が浮く」は、お世辞などの軽薄な言動に接して、不快な気持ちになる様子。③の「奥歯に物を挟む」は、多く「奥歯に物が/の挟まったような言い方」の形で用いられ、相手に対する配慮や警戒心などから、思っていることをはっきり言わない様子を表す。

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