企業関係者の声 企業での活用事例

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坂下 裕明 氏

企業メッセージを、正しい日本語で発信しよう

メール、広報資料、製品マニュアルなど、企業が社外へ向けて発信する文書は多岐にわたります。これらの文書を作成する際には、適切な言葉を用いて、私どもの伝えたいことが読んでいただいているかたにちゃんと伝わり、ご理解いただくことがとても重要だと考えています。

そこで、弊社では、こうした対外的な文書に適正な日本語が使われているかを見直すため、昨年、社内にワーキンググループ(WG)を設置しました。そして、WGメンバーの日本語基礎力の向上を目的に、全員で「日本語検定」受検にチャレンジしました。

「日本語検定」の6つの出題領域を学ぶことで、ふだん何げなく使っている言葉を総合的に見直すことができました。何より、今回の受検を通じて、メンバーが日本語を意識して使うようになったことが大きな進歩です。まだまだ小さな取組ですが、この意識を少しずつ社内に広げていこうと思います。

楽天証券株式会社

仕事に活かせる日本語力の修得を

楽天証券は、インターネット取引を専業とする証券会社です。業態柄、お客様との接点は、インターネットやメール等の文章、あるいは電話でのコミュニケーションが中心となります。

直接対面でのご説明ではない分、より一層お客様に対して「簡潔かつ正しい表現」で商品・サービスのご案内をすることが、営業上もコンプライアンス上も求められているといえます。

そんな課題認識の中、この「日本語検定」は社員からの推薦により話が持ち上がり、ビジネススキル向上の一環として会社としての取り組みを始めることとなりました。

社内の反応も上々で「受検を通して自分自身の日本語の乱れに改めて気づかせられました」という社員の感想があったり、当初は受検対策用にテキストを広げていた社員が、学んだ知識を業務に取り入れ、仕事に活かしながら日本語力の修得を楽しんでいる様子も見受けられるようになるなど、「仕事に活かせる日本語力の修得を」という導入目的が浸透しつつあるのを強く実感しています。

日本語検定は日本語力の向上のみならず、社員の成長意欲の向上にも貢献できるものと考えます。今後、日本語検定が多くの企業で活用され、あらゆるビジネスシーンで活かされることを期待しております。

平田 実 氏

社会人として日本語力を見直すきっかけに

企業が事業を進めて行く上で、社内外の方々との信頼関係の構築は欠かすことは出来ません。

コクヨでも「仲間作り」という考え方で、お客様を含め社内外の方々と信頼関係を築きながら事業活動を行なっています。

しかし長い間かけて築き上げた信頼関係もちょっとしたコミュニケーションの失敗で無になってしまうことがあります。

日本語は語尾を少し間違えただけで相手への伝わり方が変わることがあります。頭では注意が必要だと理解しているはずですが、同時に心のどこかでは、母国語ということによる甘えも持っていると思います。

今回、新入社員研修の一環として「日本語検定」を導入する予定です。学生から社会人として意識を変えていくのに合わせて、自らの日本語力を実感し、見直すきっかけなることを期待しています。

中 正和 氏

生涯学習がキーワード

『鍋洗ふ前に蛍がふたつみつ』できの悪いこの俳句も、『前を』とわずか1文字を直すだけで蛍に生気が甦ります。繊細かつ優美で奥深い日本文化の象徴である日本語。

日本語検定会を職場に導入したのが2年前。生協人としてお客様や取引業者、同僚など、周りの人たちに日本語を上手に活用できることは重要なことで、職場研修として出発しました。加えて重視したのが、『人は生涯学び続けて生きる』と言う理念です。

そこで職場以外にもこの検定を紹介し受検を勧誘しました。今では保険会社や銀行、建設会社などの協力を得ています。初めは「いまさら試験ですか」と消極的だった方々も今は表情が輝いています。

本年の照準は学校の先生方で、まずこの日本語検定を広く認知していただくことに置いています。

大黒 亜紗子 氏

より多くの人に、受検のチャンスを

八戸液化ガスは、LPガスや石油などのエネルギーをお届けするだけでなく、生活の様々な場面にサービスをご提案できる企業を目指しています。この方針に則り、はちえきキャンバスはカルチャースクール事業を行っています。

これまで準会場として2回の検定を実施したところ、受検者は自社の有志社員を含む企業の方がほとんどでした。しかし今後は、企業人のみならず広く一般の人々に向けて日本語検定を提案していくつもりです。

カルチャースクールには、あらゆる年齢・職種の人が集います。企業や組織に属さなくても日本語検定に興味のある方がその窓口とするには、最適の場所です。また、日本語の乱れが取り上げられる今、日本語について考える機会をより多くの方に提供できることは、私どもの目的とする社会貢献にもつながると考えています。

市川 寿浩 氏

接客業なのに!

立ち居振る舞い、身だしなみは勿論のこと、語学力についても胸を張れるのがホテルマンであると思っていました。そのため、若いスタッフの敬語使いに「あれ?」と思うと、よく注意をしていましたが、ある日、ふと見ると、おかしな身振りのスタッフがおり、近づくと、これまたおかしな口調で道案内をしていました。言葉の乱れが所作にも影響し、「これではイカン」と、講師を招いてロールプレイ等の接遇講習を行いましたが、効果があったのは1ヶ月程度でした。そんな時に「準会場登録」のお話をうかがい、受検者を募ったところ、興味を持つ人の多さに驚きました。これは、準会場ならではであったと思います。

結果はどうあれ、自らの意思で申し込んだわけですから、本当に良い啓発・スキルアップにつながり、ホテルマンシップあふれる人材になると思います。

坂部 千恵子 氏

美しい日本語を話せることは一生の宝

日本語は、微妙な表現も多く、豊かに心情を表わすことが出来る素敵な言葉ですね。

言葉には流行や変化もありますが、研修で皆様にお伝えする立場として、より正しく美しい日本語を使うことに留意しております。

ANAラーニングの研修では、ビジネスにおける言葉遣いをお伝えしています。

例えば、敬語は相手に対する敬意の表れであり、仕事上でも、相手の立場や心情を理解した思いやりのある言葉を選び、伝えることが求められます。気持ちのこもった正しい敬語を使うことは、お相手と心が通い合い、信頼を生み、人間関係をスムーズにして仕事を円滑に進める効果があります。

また、言葉は自分の品性と教養を表し、ひいては会社の品格につながりますから、一語一語を大切にしたいものです。

私も日本語検定を受検し、日本語に対する自身の強みと弱みを知りました。言葉の誤用や、知らない表現に日本語の奥深さを実感し、日々使用する言葉に対して敏感になることができました。美しい日本語を話せることにより、人間的魅力が向上し、一生の宝を得ることにつながります。弊社では、日々の研鑽のためのツールとして日本語検定を役立てています。

高見 和仁 氏

正しくわかり易い日本語の必要性

株式会社ビーエスピーは、主に企業の基幹業務システム運用管理のためのソフトウェア製品を30年以上にわたって開発・販売・サポートしています。当社では全社員に「正しい日本語」について改めて考える機会として、日本語検定受検を奨励しており、受検費用は全額会社で負担しています。

近年、製品の開発業務において、国内外の協力会社にプログラム製造を依頼することが増え、プログラム製造のための要件や設計を伝える様々なドキュメントの重要性が増し、言葉の間違いや曖昧な部分の排除、常に「正しくわかり易い」表記など、基本的な日本語能力が不可欠になって来ました。

今後も「自分の日本語力を客観的に確認できるツール」として、日本語検定を有効活用することで、グループ全社員の日本語能力アップ、日々の業務効率アップ、更に社内外におけるコミュニケーション能力の向上を目指して行きたいと考えます。

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