企業関係者の声 企業での活用事例

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伊藤 敦子 氏

コミュニケーション能力の尺度にもつながる

日本語検定対策講座を社内で開催し、受講者からは「日本語があらゆる角度からまんべんなく学習できた」という感想が多く、日本語力のスキルアップに繋がりました。もともと社内では、上下関係のない風通しの良い組織風土を目指し、自由な議論と発想を大切にしているので、大仰な敬語は使いませんが、お客様には正しい敬語を使い正確に情報を伝えなくてはなりません。それには、世の中の言葉の変化を敏感に捉えながら、言葉を選択していく「日本語力とその運用能力」を身につけさせることが必要になります。また、日本語検定は敬語などのマナーを自然と身につけることが可能であるうえ、個々人のコミュニケーション能力の尺度にもつながることが大きな発見でした。

堀 正信 氏

合格を昇格の要件に

日本語の能力は,仕事をする上で必要不可欠なコミュニケーションスキルの一つです。社員の日本語に対する意識を高め,その能力が磨かれれば,企業価値を高めることにもつながります。

当社では,これまでも数十種類の資格試験のメニューを作成し,従業員の自己啓発を奨励しており,「日本語検定」スタートに際して,このメニューに,新たに「日本語検定」を加えました。各人がこのメニューの中から一つ以上を選択し,合格することを監督職層への昇格要件にもしています。

「日本語検定」は,受検者の便宜を図るために,平日に5 か所の社内会場で同時に実施し,前2 回の検定で,延べ300 名以上の従業員が受検しました。社内では,日本語に対する関心がさらに高まり,楽しみながら自己啓発に取り組む雰囲気が醸成されてきたと感じています。

新池 秀一 氏

学ぶ過程が,ビジネスマンの能力を高める

ビジネスマンにとって,言葉は業務の根幹にかかわります。正しい言葉遣いで話ができること,きちんとした文書が作成できることは必須の能力です。営業の場で乱れた言葉を使っていては,会社全体の信用を損なうことになりかねません。

部下には日頃から,話し方,書き方についても勉強を続けるよう求めていますが,何かの目標がなければ,なかなか勉強にも取り組みにくいものです。「日本語検定」は,一つの目標になるとともに,出題にビジネスの場面設定が多く,業務に直結する内容です。そのため補助を出して,部下に受検をすすめています。検定結果については,さほど問題にしていません。合格することだけが目的なのではなく,検定を目指して勉強する過程で,それぞれが自己の能力を高めてくれることがとても重要だと考えているからです。身に付けた力が,ビジネスの場で必ず役立ちます。

坂田甲一氏

確かな日本語力は,全てのビジネスパーソンのベーシックスキル

凸版印刷は,印刷技術を核に事業領域を広げ,情報や文化の担い手である「情報コミュニケーション産業」のリーディングカンパニーとして多様な事業を展開しています。

人財開発部としては,①お客様の信頼に応える第一歩として,②論理思考やコミュニケーション力の核として,日本語力は重要であるという視点から,「日本語検定」受検を,グループ会社を含む全社員に推奨しています。

特に新入社員には,自分の実力を正しく知り,自ら学ぼうとする気持ちに結びつける機会提供の一環として,全員を対象として実施しています。

実際に受検した人からは「予想以上に難しく,日頃いかに正しい日本語を使えていなかったか思い知らされた」という感想が多く聞かれるようです。

今後も,「確かな日本語力は,全てのビジネスパーソンのベーシックスキル」という考え方を踏まえて,引き続き日本語力の向上に取り組んでいきたいと考えています。

中村 利雄 氏

コミュニケーション能力向上のために

最近,コミュニケーションの重要性を痛感しています。何といっても,組織が最大限の力を発揮するためには,外部との関係を含めて円滑なコミュニケーションが不可欠です。

よく,あの人はコミュニケーション能力が優れていると言われることがありますが,その能力とは何なのか。私は次のように考えています。

まず,第一に物事を正しく認識していること。第二に,自分の言わんとすることを正しく表現できること。第三には,相手の言わんとすることを正しく理解することです。

優れている人とは,この三つの能力を有し,かつそのために努力をしている人ということになりますが,その基礎をなすのが日本語力です。「日本語検定」はその格好の手段です。

コミュニケーションの向上に,フェイス・トゥー・フェイスの接触は欠かせません。フェイス・トゥー・フェイスであれば質問が出来るし,相手の表情から読み取ることもできるからです。

田中 覚 氏

日本語をあらためて学ぶ良い機会

当社ではガス事業に関連するガス主任技術者等の技能資格のみならず、社会人としての知識、技能の向上と、社会人としての素養を高めるため、パソコンや漢字、英語をはじめ幅広い分野の資格取得と通信教育の受講を社員に対し奨励しています。

昨今、若年層においてコミュニケーション能力が低下していると言われています。企業の採用担当者が学生との面接で重視していることとして「コミュニケーション能力に長けていること」が上位ランクされるほど、コミュニケーション能力の保有は今や非凡なものとなっています。コミュニケーションの源となるのは「日本語」ですが、話し言葉においても文章においても、正しく使われていない状況が見受けられます。

学生時代は日本語を国語等の教科で学ぶことができましたが、社会人になって日本語をあらためて学ぶ機会はほとんどありません。一方、会社では社内、お客さまとの連絡には今や電子メールは欠かせないものとなっています。メールの文中での敬語、語彙、文章の不適切な使用により、会社の信用、信頼を失いかねません。お客さまとの接客時においても同様で、社会人として日本語の正しい使い方は一層、重要なものになっています。

そこで、人事グループの有志が日本語検定を試験的に受検し、3級の出題項目が社会人として必須なものであると判断しました。そして、本検定を当社の奨励する資格として認定し、平成22年11月には社員の約半数にあたる101名が受験しました。本検定は正しい日本語の使い方をあらためて気づかせてもらえる良い機会になったと思います。今後も会社員の認定に向けての取り組みを続けていきます。

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