
日本語をあらためて学ぶ良い機会
当社ではガス事業に関連するガス主任技術者等の技能資格のみならず、社会人としての知識、技能の向上と、社会人としての素養を高めるため、パソコンや漢字、英語をはじめ幅広い分野の資格取得と通信教育の受講を社員に対し奨励しています。
昨今、若年層においてコミュニケーション能力が低下していると言われています。企業の採用担当者が学生との面接で重視していることとして「コミュニケーション能力に長けていること」が上位ランクされるほど、コミュニケーション能力の保有は今や非凡なものとなっています。コミュニケーションの源となるのは「日本語」ですが、話し言葉においても文章においても、正しく使われていない状況が見受けられます。
学生時代は日本語を国語等の教科で学ぶことができましたが、社会人になって日本語をあらためて学ぶ機会はほとんどありません。一方、会社では社内、お客さまとの連絡には今や電子メールは欠かせないものとなっています。メールの文中での敬語、語彙、文章の不適切な使用により、会社の信用、信頼を失いかねません。お客さまとの接客時においても同様で、社会人として日本語の正しい使い方は一層、重要なものになっています。
そこで、人事グループの有志が日本語検定を試験的に受検し、3級の出題項目が社会人として必須なものであると判断しました。そして、本検定を当社の奨励する資格として認定し、平成22年11月には社員の約半数にあたる101名が受験しました。本検定は正しい日本語の使い方をあらためて気づかせてもらえる良い機会になったと思います。今後も会社員の認定に向けての取り組みを続けていきます。