【       】のような場面で、それぞれの(       )部分は、どのような言い方をすればよいでしょうか。最も適切なものを選んで、番号で答えてください。

一、

【ホームに流れる駅のアナウンスで】
特急券をお持ちでない方は、この列車には(           )ません。
  • ①乗れ
  • ②乗られ
  • ③お乗りでき
  • ④ご乗車になれ

二、

【恩師の喜寿のお祝いで挨拶して】
学生時代、(           )おかげで、今の私があります。
  • ①前田先生がゼミで厳しくご指導いたされた
  • ②前田先生がゼミで厳しくご指導なさられた
  • ③前田先生にゼミで厳しくご指導いただいた
  • ④前田先生にゼミで厳しくご指導していただいた

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一、  ④ご乗車になれ
    乗客に関わることは、尊敬表現を用いるべきである。客が「乗ることができない」ことを、尊敬表現を用いて言っている、④「ご乗車になれ(ません)」が適切。①「乗れ(ません)」は、尊敬表現を用いていないので不適切。②「乗られ(ません)」は、「乗れません」と同様の可能表現として使う向きも一部ではあるが、尊敬表現ではないので不適切。③「お乗りでき(ません)」は、「お~する」という謙譲表現の形を用いていて不適切。
二、  ③前田先生にゼミで厳しくご指導いただいた
    自分が前田先生に恩恵(指導)を受けたということを、「ご指導いただく」という謙譲表現を用いて言っている、③が適切。 ①の「ご指導いたされた」は、先生の行為に「ご~いたす」という謙譲表現の形を用いており、恩恵を受けたことも表現されていないので不適切。④の「ご指導していただいた」は、「ご~する」という謙譲表現の形を含んでいて不適切。

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