本校では1~3年生の選択教科国語の授業で,日本語検定の問題を使いながら学習を進めています。目標は,3年生の秋までに3級を取得すること。1年生では,敬語・文法を楽しみながら学習して5級対策,2年生は教科書の言語事項の学習を補充する形で4級対策,3年生では受験勉強を意識しながら3級をめざします。目標は明確,合格すれば認定証がもらえると,生徒にもメリットが多いので,選択授業でも扱いやすいです。平成20年度は合計2回の検定で受検者が100名を超し,学校全体の取り組みに広がりました。今後,ますます日本語検定を日々の教育活動に生かしていきたいと思います。
「教授に質問したいけど,どう話しかけていいか分からない」と言う学生が多いので,日本語検定の問題を初めて見た時,「これだ」と思いました。年配の教授に対して正しい言葉遣いで臆せず話しかけられる学生ほど,就職も早く内定するという傾向が年々強まっています。コミュニケーション力が重視される現代社会では,正しく美しい言葉は大きな武器になります。良い目安と目標ができたおかげで,学生達の意識も大きく変わりつつあります。
和の集大成 日本語
パソコンや携帯電話の普及により,今の生徒たちは多くの人と気軽にコミュニケーションをとることができるようになりました。しかし,現実の彼らを見ると,語彙が乏しく,むしろコミュニケーション能力が弱くなっているのではないかと感じることがたびたびあります。言葉が多くの人とコミュニケーションを深める手段であることを考えれば,今こそ「正しい日本語」「美しい日本語」を見つめ直す必要があると強く感じます。
新学習指導要領では,様々な学習活動を行う上で,説明・批評・討論といった言語活動を重視しています。日本語検定は,生徒にとって,その言語活動の基盤である日本語の学習を幅広く見直し,定着度を確認することができます。日本語の力を伸ばすことで,真の「伝え合う力」を磨くことを期待しています。
協調性,創造性といった社会人基礎力の養成には,周囲と円滑な関係を築くためのコミュニケーション能力が不可欠です。本学科でも「国語表現法」などの科目を配し,コミュニケーション能力の習得に力を入れています。しかし,日常で使用している日本語を改めて勉強する意欲がわかない,間違った日本語の使い方をしていることに気付かない,といった学生もいました。「日本語検定」は,実社会に則した形で日本語の総合力を判定できるため,格好の教材となりました。
また,検定合格という目標を持たせることにより,学習の動機付けもできました。
現在は本学科全学生および他学科の希望者が受検していますが,将来的には短期大学部全学生の受検を目指しています。さらに「短期大学部学習支援室」において「日本語検定対策講座」も開設しています。
子どもの話し言葉は,日々の生活の中で耳学問として身に付けていくことが大半です。敬語の使い分けも周囲の大人に感化されながら次第に覚えていく姿を目にしていましたが,近年はメディアの影響も含め,困難な状況にあります。中央教育審議会答申で「言語の能力は(中略)子どもたちが他者や社会とかかわる上でも必要な力である」としています。話し言葉に限らず,日本語を美しく日々の中で使うことは言語の能力を高めるとともに,豊かな心情を培う上でも有効であると考え本校でも力を入れています。日本語検定受検は,児童・保護者・教員に向け,任意で勧めましたが,当日の監督者は地域の方にお願いしました。校内にとどめず地域とともに日本語の在り方について考え,国際化の中,正しい日本語を国内外に発信して欲しいという願いがあるからです。日本語検定の発展とともに本地域の日本語を駆使する力が一層高まることを期待しています。
日本語力は今後の看護技術の基礎
准看護学校の入学資格が中学卒業以上となっていることもあり、本校学生全員4級を受検いたしました。他と比べることではなく、自分がどの程度の日本語のレベルがあり、また苦手な部分はどこかを知ること。そして、あらゆる年代の方そして他の保健医療福祉関係者と接していかなければならない看護において、日本語をきちんと理解し、適切に使用できることが、今後の看護技術の基礎であることを理解することが目的でした。
看護は、その対象とする方と看護師の関わりの上に成り立つものです。対象―看護師関係を築く過程において倫理に基づいた態度、その中でもコミュニケーションは非常に大きな役割を果たしています。対象の方が何を考え、何を求めておられるか、正しく理解しなければなりません。またそれを、正確に伝達し、記録に残していかなければいけません。そのためには、日本語力が必要となってきます。しかし、その基礎となる、学生の「相手の真意を理解する力」「文章力」の弱さが目立ちます。適切な日本語が使用できる准看護師が育っていくように、「日本語検定」に期待いたします。
本校では他の普通科高校とは異なった専門的な学習を実施しています。
通常の授業の中で各コースに関わる様々な資格取得にも力を入れていますが,その指導の中であらゆる分野に深く関わる「日本語」についての生徒の能力不足を痛感していました。
そこで総合学習の一環として「日本語検定」受検を取り入れました。
初めは「なぜ今さら日本語の勉強?」と難色を示していた生徒達も,「検定」という目標があることで改めて「日本語」に対する学習のきっかけにもなり,励みにもなったと思います。
検定の合否にかかわらず,改めて日頃使い慣れているはずの日本語を学習したプロセスの中で何かを感じ取ってくれたのではないかと思います。






























