自ら取り組み,生活で実感できる日本語検定
このような声が聞こえてきました。「自分の日本語の力を知りたい。」「社会の中で一番必要なのは日本語の力だと思う。」生徒達が日本語の力の必要性を日常生活の中で感じていることがひしひしと伝わってきました。そんなとき「日本語検定」の存在を知り,生徒達に紹介しました。想像以上に多くの生徒が検定に興味を示し,挑戦したいという強い思いをもったようでした。そこで,昨年度より「日本語検定」を実施しています。検定の日まで,敬語や語彙をはじめ,質問をしにくる生徒も多く,検定は授業の中では扱いきれない「ことば」の学習を補ってくれるものであるように感じました。
本校では,検定を2 回行いましたが,1 回目に5 級,4 級を受検した生徒の多くが,2 回目には1 つ上の級や3 級に挑戦しており,合格を自信とし,自分の力を伸ばすことに一生懸命になっている姿が見られました。教わるとなると抵抗を感じることも多いことばの学習が,自分から楽しく取り組め,身についたことが生活の中で実感できることが「日本語検定」のよさであると感じています。