文部科学大臣賞という素晴しい賞をいただき、本当にありがとうございます。塾の先生から受賞の知らせを聞いたときは、全く信じられずドッキリかと思いました。塾の先生方に「今からいう事はこの先きっともう言わないと思うからよく聞いていてね。」と言われ、ドキドキしながら先生の言葉を待ちました。「日本語大賞で文部科学大臣賞をとったよ!」と言われ、最初は何を言われているのか分からず、頭が混乱しました。少し時間が経ち先生方が喜んでいる姿を見て私も嬉しさが込み上げてきました。
家に帰り家族にこのことを言うと、「え!うそでしょ!?」「本当に?おめでとう!!」と興奮し驚きながらも、みんなとても喜んでくれました。
次の日、小学校の先生に受賞のことを伝え、書いた作文を見せると泣いて喜んでくれました。そんな先生の泣き笑いの顔を見たとき、やっと受賞したことを実感したように思います。読み終わった後先生は「こんなにいいことが出来たのなら、もう先生をやめてもいい!本当にありがとう。」とまで言ってくれました。作文を書くのは少し大変でしたが、こんなに喜んでもらえたので書いて本当に良かったと思いました。先生がクラスのみんなにも読んでくれました。私はすごく恥ずかしかったけど、みんなも「すごいね!」と言ってくれたので嬉しかったです。
作文のテーマを聞いたときに、すぐに学校の先生のことが頭に浮かびました。六年生の初日の出来事でしたが、時が経っても私の心には強く残っていたからです。一歩踏み出し変化することは、すごく勇気のいることで大変なことも多いと思います。けれども、一歩踏み出すことで、自分の成長にもつながるし、いろいろな経験をすることによって世界が広がります。私の小学校生活最後の一年は、先生の言葉のお陰でとても有意義なものとなりました。これからも先生の言葉を忘れずに、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
一歩踏み出せずにいた私を変えてくれた先生に、とても感謝しています。そして、この作文を通して、「先生」に感謝の気持ちを伝えることができて本当に良かったです。思いを言葉にして伝えることは少し難しいけれど、大切なことなんだなと改めて思いました。これからも、自分の思いを伝えていけたらいいなと思います。そして、思いを言葉にして伝えることの大切さに気付かせてくれた「日本語大賞」にも「ありがとう」と伝えたいです。
このような素晴らしい賞に選んでいただき、本当にありがとうございました。