「日本語の達人」の称号を頂いたこと、ありがたく思います。
日本語検定試験が始まったとき、毎日使っている自分の日本語はどの程度だろう、自分の日本語で不足している物はなんだろう、という気持ちで初回の検定試験を受検しました。当初は2級に受からないと1級が受検できなかったので、初回は2級の受検でしたが、それでも難しい問題が並んでいると思った記憶があります。
2回目以後は1級試験の受検が楽しみになりました。その理由は、毎回の出題内容が新鮮であること、こんなことも知らないのかと自分に気付きを与えてくれる問題が含まれていることです。1級の認定も頂けるようになりましたが、知らないことや理解できていないことはまだ多く、やめられません。
人には寿命があり、衰えを避けられません。もしこの試験で同じ結果が出なくなったら、自分の能力の低下を疑うことになるでしょう。もしかすると、日本語検定試験は私にとって精神の定期健診なのかもしれません。