普段私たちが何気なく使っている日本語ですが、思わぬ勘違いや思い違いも多く見られます。 日本語検定は、日本語を正しく使えるようになるための手立てとなります。
札幌市立日新小学校4年
ぼくの学校では,日本語検定を3年生以上が全員受けました。4年生は7級に挑戦しました。ぼくは,今まで日本語検定というものを知らなかったので,どんな問題が出るのか,ワクワクしていました。テストを行っているときは,すごく緊張していて,時間が長く感じました。
でも,終わってみると,結果が,待ち遠しくなりました。しばらくして,結果が返ってきました。不安な問題が何問かあり,それはすべて言葉の問題でした。しかし,結果を見てみると,全部あっていて合格だったので,うれしかったです。
本を読むのが,大好きだったので,それが役に立ったと思います。物語やマンガ,スポーツに関する本が大好きで,休み時間には友達といっしょに図書館に行き,本をたくさん借りて読んでいます。それで,言葉がたくさん身につき,役に立ったのだと思います。今回のこの検定を受けて,日本語のおもしろさや難しさを知り,日本語は奥が深いなと思いました。これからも,国語の授業を集中して聞いたり,違うジャンルの本も読んでみたりして,正しい日本語を身につけていきたいと思います。そして,ぜひ,次の級にも挑戦してみます。
北海道教育大学 旭川校 国語教育専攻3年
子どもにとって,学校は生活の大部分を占める重要な言語獲得の場です。当然,子どもが教師から受ける影響は大きいです。私は国語教育を専攻としていますが,専攻教科に関わらず,「ことば」を媒介として子どもを育てていく教師及びそれを目指す学生にとって,子どもの手本になる正しい日本語を使う能力は必要不可欠です。「自分の日本語は大丈夫」と思っていても,実際に他人にきちんと説明できるくらいに理解できているかというと,そうではない人が多いのではないでしょうか。私は今回,自分の日本語の力を確かめたいと思い受検しましたが,やはり理解が不十分な点も多く,改めて学んだことも多かったです。これからも勉学を重ね,次こそ1級を取得したいです。
スターバックスコーヒージャパン株式会社 店舗勤務
日本語検定の受検案内が来たときには、多少の心配はありましたが挑戦してみたいと思いました。以前から国語は好きで、特に漢字の勉強は自分から進んで取り組むこともあり、プリントを担任の先生から頂いて勉強することもありました。
検定問題はやはり日頃から大切にしている対人関係に必要な丁寧な言葉の言い方や、間違いやすい漢字など広い範囲からの出題でした。できたのかなという心配も少しありましたが、無事合格することができました。今までに検定というものは一度も受検することなく高校生になっていました。合格ということで、自分が認められた、やればできるんだと実感することができ、ものすごくうれしかったし大きな自信になりました。
高校生活では、就労・就職活動の一環として、産業現場等における実習を3年間で7回も行き、3年生の実習から今の会社にお世話になりました。
私の持ち味は、性格が明るく、何事もポジティブに考えられること、相手に合わせて会話を楽しむ事ができるところです。現在は、新入社員として気持ちの良いコミュニケーションをとることを一番大事にしています。職場の方々はみんな先輩で一番年下の身ですので、敬語や丁寧語を自然に話せるようにと意識もしています。
何よりお店に来て頂くお客様に、気持ちよくリラックスして過ごしていただける様にと精一杯心づかいに努めています。仕事でつまずいた時、あの日本語検定で合格できた時の自信が後押ししてくれています。