日常的に必要な知識を学べて「就労に直結」する日本語検定

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株式会社ゆたかカレッジ

事業部長

山本 和子

 ゆたかカレッジは、「自立訓練(生活訓練)」と「就労移行支援事業」を組み合わせた障がい者の新しい学び場『福祉型カレッジ』を関東全域で全11キャンパスを運営しております。
 利用される方の多くは、特別支援学校を卒業された方や通信制高校・サポート校を卒業された方です。ゆたかカレッジでは、みなさんの生活を豊かにするため、知識の習得や生活・就労スキルを身に付けるための訓練を提供し、就職までの一貫した支援を行っています。

 ゆたかカレッジでは、2020年より日本語検定を導入しております。
 利用者の多くは、特別支援学校出身です。特別支援学校では、日ごろの学習成果・達成度を測る材料として資格検定試験を導入しておりますが、日本語検定を導入しております。

 しかし、就労を目指した場合「敬語」や「日常会話のルール」を取り入れた日本語検定は、就職に直結する資格です。
 全ての資格に意味がありますが、ゆたかカレッジを利用するにあたり最終目標である就労にとって企業から求められる知識や能力が詰め込まれた内容になっているのはとても魅力的です。

 普段の訓練から、日本語検定合格に向けた学習を取り入れ、一人でも多くの利用者が就労する際にプラス評価を得られるよう支援しております。
 また、日本語検定には7級~1級まであり、ご本人に相応しい短期目標を設定し合格することで達成感を感じることができます。それと同時に、次の級をクリアするという意欲にもつなげることができるため、継続的に取り組むことができるのも魅力の1つです。

 ゆたかカレッジでは「就労に直結する内容」であることと「日常的に必要な知識」を学ぶことができる日本語検定にこれからも取り組んでいきます。

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ゆたかカレッジとは
「ゆたかカレッジ」とは18歳以降(自治体判断により15歳以降も可)の障がいのある青年たちが、社会で活躍する力をつけるための最長4年間の「福祉型カレッジ」です。法制度上は障がい者総合支援法にもとづく自立訓練(生活訓練)事業と就労移行支援事業を組み合わせた多機能型事業所です。4年間のうち前半の2年を教養課程、後半の2年を専門課程と位置づけています。ゆたかカレッジが目指すのは社会に出ても自己実現をし、周囲の人たちと円満なコミュニケーションを取り幸せに生きる力を育むこと。一人ひとりが社会に出てからも、更に輝いていくためのバックアップをさせていただく。それが「ゆたかカレッジ」の取り組みです。(同社ホームページより)
https://yutaka-college.com/

山本 和子(やまもと かずこ)

株式会社ゆたかカレッジ 事業部長

小学校の特別支援学級にて介助員として勤務した時に、初めて障害を持つ方とのかかわりを持つ。社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会にて支援員として従事。その後ゆたかカレッジ早稲田キャンパス、高田馬場キャンパスなどの関東地区エリアにて管理者・サービス管理責任者として従事。現在に至る。