日本語の達人

日本語の達人とは

日本語検定1級に10回以上認定された方に「日本語の達人」の称号を贈り、それを顕彰する制度を新設しました。

以下に、達人の方々のお話をご紹介しています。

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    認定回数16回

    埼玉県

    武笠 幸正 様

     この度は、「日本語の達人」という大変名誉ある称号を頂戴し、誠にありがとうございます。

     非常に身に余る思いであると同時に、その名に恥じないように、さらに日本語力を涵養していきたいと思っております。

     私にとって、日本語検定は「生きた軌跡」そのものです。

     また、日本語検定は純粋に大好きな日本語について学ぶことができ、多くの日本語の言葉に出会える、言わば「日本語の宝庫」です。

     その中で、日本語検定は自分自身を高め成長するきっかけを与えてくださり、私が自由に羽ばたき活躍できるフィールドであると感じました。

     さらに、私は日本語を極めていく中で、その結果が受賞という目に見える形で表れる日本語検定の表彰制度に大変魅力を感じ、継続して受検してまいりました。

     今後は、日本語の大切さや醍醐味を一人でも多くの人に伝えて、社会に貢献していきたいと考えています。

     そのために、私は日本語検定を生涯の友として共に歩み、日本語についてより深く学んでいき、「真の日本語力」を身に付けていきたいと思っております。


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    認定回数15回

    大分県

    入江 一彦 様

    「日本語の達人」の称号を頂いたこと、ありがたく思います。

     日本語検定試験が始まったとき、毎日使っている自分の日本語はどの程度だろう、自分の日本語で不足している物はなんだろう、という気持ちで初回の検定試験を受検しました。当初は2級に受からないと1級が受検できなかったので、初回は2級の受検でしたが、それでも難しい問題が並んでいると思った記憶があります。

     2回目以後は1級試験の受検が楽しみになりました。その理由は、毎回の出題内容が新鮮であること、こんなことも知らないのかと自分に気付きを与えてくれる問題が含まれていることです。1級の認定も頂けるようになりましたが、知らないことや理解できていないことはまだ多く、やめられません。

     人には寿命があり、衰えを避けられません。もしこの試験で同じ結果が出なくなったら、自分の能力の低下を疑うことになるでしょう。もしかすると、日本語検定試験は私にとって精神の定期健診なのかもしれません。

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    認定回数15回

    東京都

    宇都木 丈夫 様

     今回は栄誉ある称号を戴き、身に余る光栄に思っております。

     日本語検定は第一回に受検し、その後1級認定を受けてからは、継続して受検してきました。

     日本語が乱れている、とよく言われることがあります。言葉は時代とともに変遷するものですが、日本語の良いところ、独特の表現方法等は大切に守っていきたいものです。

     新聞の記事やテレビ番組を見ていると、日本語の誤用が気になることがあります。その時は辞典等で確認したうえで、発信元に誤りを伝えたりします。反対に、私の方が誤っていることに気づくこともあり、大変勉強になります。

     言葉は、他人とコミュニケーションをとる大切な手段です。伝えたいことを正しく相手に理解して貰うよう、適切な言葉遣いを心掛けることはとても大切なことであると切に感じます。

     日本語の理解をより一層深め、コミュニケーション力を高められるように、これからも日本語検定を受け続けたいと思います。

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    認定回数15回

    神奈川県

    米山 公康 様

    「日本語の達人」の称号を受けて

     この度は過分な称号をいただき恐悦至極であります。関係各位に心より御礼申し上げます。

     私が検定を受検するのは純粋に自己の日本語能力を知るためであり、さらに知識を向上させたいという願いからです。日本語にとどまらず語学は奥が深いものです。ましてや達人なんてとてもじゃありませんが程遠い存在と思っております。実際試験のときに、「こんな言葉があるんだ!」とか、「今回の試験はなんて難しいんだ!」と思うことが度々あり、自分の日本語力のなさを痛感します。

     栄えある栄誉を受けたことは素直に嬉しいことではありますが、自身の日本語力なぞまだまだであることを肝に銘じて今後も精進していきたいと思います。もっとも私の勉強とはもっぱら読書、とりわけミステリを読むことでしかないのですが。

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    認定回数14回

    東京都

    山田 賢治 様

     日本語検定さんには大変お世話になっております。ここ2年ほど、私事により受検しておりませんので、今この時期に称号を受けること自体、烏滸がましい限りです。できることであれば、授与を辞退したいくらいです。ご連絡によりますと、1級を14回認定していただいたとのことですが、結構な回数を受検したものだなと、他人事のようにも一瞬思ったりしました。私が受検を続けた理由は、相応の日本語力を維持できているかを確認することにありました。私は受検に際して特段の事前準備をしないようにしていました。普段の生活の中で日本語を使用していく、多少その中で用語や用法に気を遣うというスタンスでした。そのスタンスで実力が維持できているかを確認するための手段が日本語検定の受検でした。受検した回はほぼ1級を認定していただきましたが、1回だけ準認定に終わった回があり、さすがに悔しい思いをしたこともあったと記憶しています。再度受検する機会があるかはわかりませんが、貴検定が今後も続いて多くの人が日本語の達人になられることを期待しております。

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    認定回数11回

    東京都

    内田 重崇 様

    この度は、「日本語の達人」の称号を賜り、大変名誉なことと感じています。ありがとうございます。

     この制度ができて以来、この称号を得ることは、日本語検定の受検に対するひとつの目標でありました。

     しかし日本語検定は、初めて目にする語句や深く考えたことのない文法事項などが毎回登場するので、知識と理解を深めるために、以前から何度も受検していました。

     そしてそのための勉強を通じて、古典や歴史,外国語,自然科学など、関連する他分野への関心と理解も同時に深め続けることになっています。

     さらに日本語は、知識としての対象、あるいは他者との情報伝達・意思疎通に限らず、思考の深さ・速さや判断などの「考える力」にも影響するであろうことが次第に納得できるようになってきました。

     私たちにとって日本語への理解を深めることは、あらゆることを理解し活用し、豊かに生きていく上での土台を固めていくことなのではないでしょうか。

     そんな日本語力の向上を手助けしてくれる日本語検定とは、これからも関わりを持ち続けたいと思っています。

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    認定回数10回

    東京都

    関澤 陶子 様

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    認定回数10回

    東京都

    畑野 龍一郎 様

    「日本語の達人」称号授与について

    「日本語の達人」という過分な称号をいただき、大変光栄な事と存じます。日本語検定を受検し、試験内容を振り返る事が、ひとつの私の勉強法であると考えまして、ここ数年来、貴検定を受検して参りました。試験当日のルーティンとしては、学芸の神様とされる小野篁を祀る小野照崎神社にお詣りしてから会場に向かう、ですね。自分なりのメタ学習とでも言いましょうか。日本語の学習法を学習すると申しましょうか。社会に出てからは、こういう機会はみずからつくるしか方法がないと思います。日常的に、読み書き聞き話す事をしている日本語を本当に深く正しく使えているのかを検証する手段として貴検定は非常に適切と考えております。日本語のごくごく一部にしか知見のない私が自信を持って名実共に「達人」であると思える日が来る事を念じて日本語学習に精進して参ります。この度は本当にありがとうございました。

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    認定回数10回

    大阪府

    早野 尚平 様

     大学生の頃から日本語検定を受け続け,ついに令和5年度第2回で10回目の受検,そして同時に10回目の1級認定となりました。いまだに受検する度に知らない言葉に出会います。勉強とは自分の無知を知ることなのでしょう。「日本語の達人」の称号を賜るという身に余る栄に浴し嬉しく思います。しかし,まだ道半ばです。「日本語学習者の達人」と読み替えて,さらなる高みを目指します。

     私は堺市で「春待つ塾」という学習塾を運営し中高生を対象に英語を教えております。また,その前は高校で英語教諭をしておりました。そのなかで英語が苦手な子と数多く接してまいりましたが,多くの場合,その原因は日本語力の欠如にあると感じています。英語の早期教育が近年のトレンドと聞きます。しかし,まずはお子様の日本語を伸ばしてあげてほしい,それが英語教育に携わってきた私の切な願いです。

     英語講師のこのような発言が変に思われる世の中であれば,日本人の日本語,ましてや英語力の向上などずっと先の話でしょう。より多くの人々が日本語学習の必要性を理解するようになればと願います。