第9回「日本語大賞」審査結果

私どもは「日本語の大切さを社会全体に呼びかけること」を目的にしたNPO法人として、年二回の日本語検定を実施するとともに、みなさんと日本語の美しさや言葉のもつ力を見つめ直したいという願いから「日本語大賞」を年一回実施しています。

第9回となる今回は、「ちょっと気になる日本語」をテーマに、児童から大人まで広く作品を募集しました。ご応募いただいたエッセイ・作文は小学生の部2,149点、中学生の部409点、高校生の部203点、一般の部248点の計3,009点に及びました。第一次審査、第二次審査を経て、11名の審査委員による最終審査が行われ、部門ごとに以下の優れた作品が選ばれました。

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表彰式の動画が配信されています。

審査委員長

  • 梶田叡一(プール学院大学学監、聖ウルスラ学院理事長)

審査委員

  • 大室真生(株式会社時事通信社代表取締役社長)
  • 梶原しげる(フリーアナウンサー・東京成徳大学経営学部客員教授)
  • 川畑慈範(東京書籍株式会社取締役相談役)
  • 倉持保男(三省堂「新明解国語辞典」編集委員代表)
  • 貞広貴志(読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局長)
  • 佐藤和彦(全国高等学校国語教育研究連合会会長・東京都立広尾高等学校校長)
  • 冨山哲也(十文字学園女子大学教授)
  • 平野啓子(語り部・かたりすと・大阪芸術大学教授)
  • 山内純子(元全日本空輸株式会社取締役執行役員客室本部長)
  • 吉元由美(作詞家・作家・淑徳大学人文学部客員教授)

小学生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 彼末 聞人(神奈川県) 残心
優秀賞 河野 風花(神奈川県) 私は一人じゃない
竹内 彩華(神奈川県) ありがとうの言霊
原野 蓉子(兵庫県) 大安うりの神さま
佳作 境野 翔太(神奈川県) 「古い」という言葉に気づかされたこと
竹田 倫仁(兵庫県) ちょっと気になる「すみません」
德升 初季(神奈川県) 勇気
長谷川 明輝(神奈川県) 自分の成果をみとめる
松原 木乃香(愛媛県) 「やばい」って何だろう

中学生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 城田 佳穂(大阪府) 適当スープ
優秀賞 河井 紀乃(京都府) 別にいいけど・・・なに?
玉城 南帆(沖縄県) 多様性を活かしてこそ
德田 朱香(ベルギー) 「空気を読む」とは、何だろう
佳作 加賀 大裕(アメリカ) 難しい日本語
サクリパンテ アンジェロ(アメリカ) 「物」ってなにモノ?
橋本 佳奈(北海道) すみませんの使い方
宮澤 怜央(アメリカ) いい加減はどんな加減
吉元 かれん(沖縄県) 三文字のリアクション

高校生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 喜友名 桃子(沖縄県) ちょっと気になる日本語の正体
優秀賞 池田 佳穗(東京都) 言の葉を紡ぐ
佳作 栗原 友理(神奈川県) 「やばい」はやばいよ
小菅 由衣(東京都) すみません
近藤 帆夏(東京都) 言葉の重み
中尾 夏菜(山口県) 「ぶち」大事!
森﨑 絢香(神奈川県) 日本語の一人称の多様性

一般の部

名前 作品
文部科学大臣賞 工藤 可絵(大分県) 実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
優秀賞 感王寺 美智子(熊本県) 「だっちゃ!」
神農 あかり(三重県) 「死ぬほど」を探して
佳作 上田 紀子(東京都) 大丈夫じゃない大丈夫
大江 美典(兵庫県) いやしけ吉事
河東 美紗樹(宮城県) 私たちの日本語って
仲村 まりな(沖縄県) ちょっと
御手洗 優菜(福岡県) だけど、でも、の温もり

各回表彰一覧