第11回「日本語大賞」審査結果

私どもは「日本語の大切さを社会全体に呼びかけること」を目的にしたNPO法人として、年二回の日本語検定を実施するとともに、みなさんと日本語の美しさや言葉のもつ力を見つめ直したいという願いから「日本語大賞」を年一回実施しています。

第11回となる今回は、小学生の部・中学生の部「おもしろい日本語」、高校生の部・一般の部「美しい日本語」をテーマに、児童から大人まで広く作品を募集しました。ご応募いただいたエッセイ・作文は小学生の部2,343点、中学生の部509点、高校生の部1,051点、一般の部162点の計4,065点に及びました。第一次審査、第二次審査を経て、12名の審査委員による最終審査が行われ、部門ごとに以下の優れた作品が選ばれました。

審査委員長

  • 梶田 叡一(桃山学院教育大学学長・聖ウルスラ学院理事長)

審査委員

  • 大室 真生(株式会社時事通信社代表取締役社長)
  • 梶原 しげる(フリーアナウンサー・東京成徳大学経営学部客員教授)
  • 蕪木 豊(元埼玉県教育局指導部長・元埼玉県立総合教育センター所長)
  • 川畑 慈範(東京書籍株式会社取締役相談役)
  • 佐藤 和彦(全国高等学校国語教育研究連合会会長・東京都立広尾高等学校校長)
  • 城 重幸(豊岡短期大学教授)
  • 冨山 哲也(十文字学園女子大学教授)
  • 平野 啓子(語り部・かたりすと・大阪芸術大学教授)
  • 山内 純子(元全日本空輸株式会社取締役執行役員客室本部長)
  • 吉池 亮(読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局長)
  • 吉元 由美(作詞家・作家・淑徳大学人文学部客員教授・洗足学園音楽大学客員教授)

小学生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 川澄 美紅(アメリカ)  「あなたを思う気持ち」
優秀賞 新井 悠太(神奈川県) センガンフォーム
伊部 結衣奈(神奈川県) つまらないって
鷹嶋 寿怜(秋田県) 笑顔をつくるまほうの言葉
佳作 石田 有(千葉県) 言葉の持つ力
服部 花歩(神奈川県) あめって泣くの!?
半田 茉悠奈(神奈川県) いとこの口ぐせ
横山 彩葉(神奈川県) 平和のおみこし
若林 快(アメリカ) ほっぺが落ちそう

中学生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 南雲 円香(静岡県) 「虫」だっていいじゃない
優秀賞 蘭 裕太(大阪府) 魔法にかかる
柏崎 日向子(宮城県) 迷惑とは
高木 伸太郎(茨城県) 「すみません」を使いこなせば
佳作 飯田 真唯(千葉県) 深く知る
猪邉 マリア クリスティナ ベルハン(東京都) 「行ってきます」のそばに
大塚 千尋(大阪府) 鬼が来るよ!
水野 泰智(大阪府) さすが日本語
百﨑 野乃子(アメリカ) 幸せを呼ぶ言葉

高校生の部

名前 作品
文部科学大臣賞 ミノヴィッチ たまら(東京都) 柔らかくて温かい言葉
優秀賞 青木 宙(イギリス) 雨の顔
村上 芽衣(東京都) 美しい日本の文化
室賀 悠佑(イタリア) 忠恕という美しき日本語
佳作 小野 楓雅(東京都) 水が魅せる日本語
久保田 朝子(東京都) 一生に一度
佐々野 柊子(東京都) 美しさを守るための矛盾
佐藤 凪冴(東京都) 侘びていて、寂びているもの
吉田 弥生(東京都) 美しい自然と日本語

一般の部

名前 作品
文部科学大臣賞 星野 有加里(静岡県) ひとひら ふたひら
優秀賞 岡本 千春(愛媛県) Nさんに教えられる
小松崎 潤(東京都) 「お」の魔法
建内 真由子(新潟県) 言葉を紡ぐ、ということ
佳作 小松崎 有美(埼玉県) 真心込めて接客いたします
島 彩乃(北海道) 美しい言葉の生まれるところ
戸田 和樹(京都府) 色紙に記された小さな手紙
原 八千子(兵庫県) 出番を待っている美しい日本語
松原 英子(東京都) 「コンビニの片隅にある美しい日本語」

各回表彰一覧