第1回「日本語大賞」審査結果

「日本語大賞」は、創立100周年を迎えた記念事業の一環として、日本語の持つ美しさや言葉の力を見直そうという趣旨で、日本語をテーマにしたエッセイや作文を募集したものです。第1回は、「人と人とをつなぐ日本語」をテーマに児童から大人まで広く作品を募集しました。

ご応募いただいたエッセイ・作文は小学生の部528点、中学生の部543点、高校生の部455点、大学生・専門学校生・一般の部307点の計1,833点に及びました。第1次、第2次の審査を経て、10名の審査委員による最終審査が行われ、部門ごとに以下の優れた作品が選ばれました。 表彰式は、平成22年1月31日(日)、東京書籍本社ホールで行われました。

審査委員

  • 梶田叡一(兵庫教育大学学長・文学博士)
  • 梶原しげる(フリーアナウンサー・東京成徳大学応用心理学部客員教授)
  • 倉持保男(「新明解国語辞典」編集委員)
  • 佐々木毅(政治学者・学習院大学教授・元東京大学総長)
  • 立松和平(作家)
  • 中田正博(株式会社時事通信社代表取締役社長)
  • 平野啓子(語り部・大阪芸術大学教授)
  • 黛まどか(俳人)
  • 山内純子(株式会社ANA総合研究所取締役副社長)
  • 山口仲美(明治大学教授・埼玉大学名誉教授)

小学生の部

名前 作品
最優秀賞 佐藤 優里佳(宮城県) 心に残る母の『う・・・ん』
優秀賞 安達 栞(山形県) 言葉って不思議だな
五百久 禮園(群馬県) ぼくが考える日本語
五十嵐 尚輝(愛知県) やさしい気持ちで話せれば
小倉 沙弥香(岐阜県) 心を動かす言葉
川渕 真夏(京都府) 友達への第一歩
原 奈津季(福島県) 自分の中で変わったこと
前野 里紗(京都府) それぞれの言葉、それぞれの考え方
物河 絵里香(京都府) 『またね』という一言で
山崎 萌音(石川県) 命をつなぐ『ありがとう』
渡辺 優太朗(宮城県) 心にひびく『ありがとう』

中学生の部

名前 作品
最優秀賞 宮原 皐煕(大阪府) かたことの日本語が伝えるもの
優秀賞 荒木 瑞生(兵庫県) 日本語という箱
菅原 賢(海外) 日本語の略語について思うこと
立川 綺夏(長崎県) 言葉のおくりもの
埜辺 綾香(大阪府) 大阪のおっちゃん
槙田 美緒(大阪府) おばあちゃんの暖かい言葉
松岡 里咲(大阪府) 言葉がつないだ人と人

高校生の部

名前 作品
最優秀賞 岡部 憲和(東京都) ある職人のことば
優秀賞 金丸 ゆり(東京都) 日本語の魅力
谷口 由佳(岡山県) 世界に広がる『もったいない』
野村 幸代(大阪府) 心の中の言葉
原 万里穂(東京都) 言葉が背負う人間
松本 みなみ(兵庫県) がんばりすぎなくていいよ。

大学生・専門学校生・一般の部

名前 作品
最優秀賞 加藤 宣彦(東京都) 島ことばに残る美しい日本語
優秀賞 小西 保明(秋田県) 合唱指導で知った日本語の力
藤井 規子(愛知県) 魔法のことば
結城 明姫(東京都) 相聞歌
頼富 雅博(群馬県) まあるい言葉の響きに

各回表彰一覧